前日の続き例によってネタバレもあり
演出?として気になった部分をいくつかあげていこうと思います。
物凄く大好きな舞台だったけど、やっぱりそれだけじゃ納得のいかない部分もあるのでね。
まず。アノコウタ予選、弁天のダニーボーイにどういう意図で日本語詩を付けたかを審査委員の門川(あいざわ)が果菜(佐紀ちゃん)に問い、果菜が答えるシーンの口調。言葉尻が統一されていない気持ちの悪さを感じた。敬語とくだけた言葉がごちゃごちゃになっているんだけど、どういう意図でこの台詞になったのかがよく分からない。推察すると、目上の人に突然聞かれたので混乱した、まだ子供だからなど、考えられるのだけれど、この果菜という子はしっかりしているし、顧問からの信頼も厚く、もちろん部員である学子・かおりからも慕われているいわば良い子で、普段の言葉もしっかりしているのできちんと敬語が使えないこではないって印象だから余計に気になった。
先日書いた演出家の意図しない笑いの部分(最下部の画像)のところなんだけれど、「何かにもたれ掛かっていないと立ってられないんだろ?」と言って背を向ける葉子(茉麻)なんだけれど、キャラクターの設定を見る限り対面してまずいことなんて一つもないのに、なぜ背中を貸すのか?最初にこれを見たときは笑わせる部分だと正直思った。
泣いている顔を見せたくない、その心情を分かっているなら対面しないなら筋が通る。でも幼馴染で何でも話せる間柄なのに、こういう行動をとる意図がどうも読み取れない。なので、私は最初笑わせるためにこの動きをしたのだと思った。しかし後日見た際には笑わせる雰囲気を一切排除した梨沙子の演技だったので尚更よく分からなくなった。普通に胸を貸してギュッとしてあげてもいいような気がするんだけど、普通じゃダメなんだろうか?なのでいまだによく分かりません。
弁天決勝で歌の途中に果菜が戻ってくるのだけれど、みんなで歌う並びが、ここまで作っておいてなんで最後はいつものような並びにしちゃったんだよ!ってちょっと怒りも入ってます。サンク ユー ベリー ベリーはいつも大事に思っていてくれる全ての人に思いをこめた歌で、その中にはいつもありがとうって思っていた果菜への想いもこもっていたはずなんだけど、なんで学子のすぐそばに果菜がいないんだろう?
個人的な理想の並びは 下手 未知今日花安彦  果菜学子  葉子眞佳 上手
若しくは 未知安彦 果菜学子葉子 眞佳今日花
弁天の子達は眞佳以外丸富の子達とそれほど親しいってわけじゃないだろうにってのもあって、最後の歌う部分の立ち位置が気に入りませんでした。
ここだけやってくれたら本当にスッキリしたんだけど。なんか大人の事情とかありそうでイヤだわ。
好きな舞台なだけに気になってしまわずにはいられなかった部分でした。

次回はメンバーの印象などを書こうと思います。