劇団ゲキハロ第7回公演 サンク ユー ベリー ベリー atサンシャイン劇場東京千秋楽

チケット申し込み時には当たった分だけ行こうって思ってたけど、結局2公演追加して見に行った。
当事者たちには波乱だけれど、そう珍しくない日常の中の出来事を描いた今回の舞台。
そんな普通の風景の中に歌を通して繋がる気持ちが心地よかった。

前に見た2回は桃子演じる眞佳と茉麻演じる葉子の印象がかなり強かったけれど、今回は梨沙子演じる学子が凄かった。前回に見た時には笑いが起こっていた場面(演出家の意図ではなかったようだが)も、全て捻じ伏せて笑う様が無いほど、圧倒的にシリアスな空間を作り出していた。数日でここまで変わるのかととても感心した。それは丸富3人娘の決勝戦の歌う前の台詞も同様にピンと張り詰めた空気が流れていた。事情を知っている第3者から見たら滑稽に映る場面だけど、3人の心情が演者が入り込むことで悲哀という空気感を纏っていた。それが伝わったから観客も、その受け取ったのではないかと思った。実際、千奈美演じる未知は語りだしてから瞳に涙をためていた様に見えた。大事に思っていてくれた師との突然の別れにどうしようもない心の揺れを一番体現している様に見えた。このシリアスなシーンがあるから歌い終わってから出てくる顧問の美しい稲と書いて美稲(うましね)が3人にボコられて笑いをとる振り幅になる。一番最初っからこんな状態で見たかったなって少し思った。数を重ねていったゆえなのでしょうがないところではあるのだけれど、最後の方に初めて入った人が少し羨ましい。たぶん演出家の人の意図もその辺にあったんではないかと思う。
最初はコメディ半分シリアス半分に感じていたが後ろ2回はシリアス率が高め。
台詞回しが少々変わってたかな、特に今日花の「丸富なめんなよ!」と「真っ直ぐ来いよ真っ直ぐ」


23日昼公演は前日に撮影も終わり、東京千秋楽ということもあって、少し羽目を外したというか、遊びの多い楽しい回だった。泣きべそ友庵のシーンでは佐紀ちゃんは笑って台詞出てこなかったし、六日坊主が友庵にボコられてたし。
2回目のカーテンコールではBerryz工房以外のキャストの方々からも挨拶があり、チラシ・ポスターになっている衣装にお召し変えした座長のBerryz工房登場、それぞれ挨拶をした後、オールキャストでサンク ユー ベリー ベリーを歌い、キャスト陣からメンバーへ花束の贈呈。


今週末は大阪。気をつけて行ってらっしゃい



  • 個人的メモ

最初に見に行ったのと最後に見に行ったので違っている部分(台詞の細かい部分は除く)
六日坊主のアクションと煽りが派手に。
弁天決勝戦、眞佳が初めてステージになった時に「私ここに来たことある。」が追加。
学子の初めて作った曲だと紹介
サンクユーベリーベリー、1コーラス終わりで葉子が果菜をつれてくる場面、果菜の手には千駄木からの手紙、楽譜を見て覚えたことが追加
最後にこの7人でが無くなってカーテンコールにBerryz工房でしたと挨拶。
こう書くとあんまり追加した部分が無いな、細かい部分はちょこちょこあるんだけ