ヘリコプターを私にください

昨日夜遅くに帰って来て、コードブルーを見ようとしてTVをつけたら、沖縄の救急救命ヘリを題材にしたドキュメンタリーがやっていたので見てた。
そのチームはくだらない決まり事の為に国や県から援助を受け取れず、病院の運営費だけで活動をしていたが、救命ヘリを推進していた院長などが退陣させられて、運営費の捻出が出来なくなり存続の危機を迎えているそうだ。
縦に長い沖縄で、人口が密集している南部には救急の病院などはあるが北部の方には無医村の地区が多く見られ、そのチームの医師が休日を返上して、北部地域に診察に出向いているそうだ。普段の救命の激務に加え、医師としての使命で行っている事ながら、その人が倒れてしまわないかと心配でならない。
見ようと思っていたコードブルーを筆頭に医療を扱ったドラマは結構好きで見ているのだけれど、現実はドラマ以上に困難も多く、問題としては深刻だ。NPOを立ち上げて、何とか存続させようと必死に頑張っている人たちがいる、その医師を本当に必要としている人たちがいる。しかしその現実を全く見ようともせず制度の名目で救いの手を差し伸べようとしない、国や自治体がある。
私の住んでいるところは交通の便も良くヘリは必要としない。しかし特殊な方法でないと助からない人たちもいることは厳然たる事実なのだ。
もう少し国や県は、規則に縛られるのではなく、本当に必要としている人たちに手を差し伸べるべきだろう、無駄な税金を浪費する以前に。
国なんて人の集まりなのだから。


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