秘密

清水玲子さんの秘密を愛読しているのですが、ファンゆえにTVアニメの方も見ちゃったりしています。
でも、順番がめちゃくちゃなのが非常に腹立たしく、それ故に、キャラクターの性質が若干原作と異なる部分が見受けられて残念に思います。コミックは4巻まで発売されて、大きな話は4つしかないのでアニメオリジナルの話を作らなくてはいけないのは分からなくもないけれど、基本のキャラクター像がおかしな事になってるのはどうにも納得がいかないです。
ついこの前放送された貝沼のエピソードを何で中盤にやるのかが意味が分からない。
この前半部分で化け物が出てくる映像を見て現実と混同する青木の描写があったけど、そんなの入った当初ならいざ知らず、中盤の何度も同じようなものを見ているのに今更何でそんな描写が必要だったのかが理解に苦しむ。その様子を見た薪が向いていないからやめてしまえって言うのも、なんかおかしいよな。
本来第1話でこその描写なのに、中盤に持ってきたにもかかわらず、ストーリーの流れに不必要な部分を削らずにそのまんま組み込んでしまう、シナリオの構成に疑問を抱く。
すでに、薪は青木を気に入ってる描写も見受けられているのに、チグハグな感じが否めない。
ちょっと流し見だったんだけど、何で薪が分厚い本を持って寝ているのかの理由説明あったっけ?重要な部分がちょいちょい抜けてて、なんか気持ちが悪いんだよな。
露口絹子編では、漫画版は最後はもっと感動的なラストだったのにアニメ版ではイマイチだったし、仕事として作ってんじゃねえの?って気がしてしょうがないんだよな。
本来、別シナリオとして存在していた、米大統領殺害事件を無理やり第9で捜査させるって設定もおかしいだろ、何で日本にしかMRIが無いって設定なんだよ。そんなの米の方がよっぽど早く導入してそうだろ。情報がリークする件にしたって、警察内部の人間とFBIの人間だけが参加してる捜査で起こりうるわけが無いじゃん、元々はアメリカの捜査チームが民間人に捜査依頼をしたから情報の漏洩が起こったような印象だったのに。
そんないい加減な話作るくらいだったら、プレビューとしてそっち先にやってから第9編をやる本来の形にすればよかったのに。
好きな話だったからこそ期待はしていたんだけど、予想どおりに裏切られたわけだが。
薪さんの声ももっとユニセックスな感じの人のほうがあってると思うし、青木のシスコン設定はどうかと思うよ。大統領編のケビンの設定を無理やり青木に当てはめるとか趣味が悪過ぎるんだけど。


まあ見なきゃいいじゃんって話なんだけど、一応ね。