放送禁止についてあーだこーだ書いてみる

若干のネタバレもあるので、DVD発売まで知りたくないという人はお引取り願います。



サンプルで見る機会があったので4・5、先日途中から録画した6を見た。
個人的感想は2>4>3>5>1
6は途中からだったのでちゃんとしたところが分からないけど、5より下かな?という感想。
映画版に続く序章って感じだったしね。
この番組の良い所というか肝はフィクションとノンフィクションの綱渡り的なところにあるんだけれど、4辺りからフィクション色が強くなりすぎてきたきらいがある。
1はまったくの手さぐり的のような感じでどうも要領を得ない感があって、一度しか見ていないのであまり感想というべきものは書けないけれど、まだ見ていない人には、1は見なくていいから2か3を先に見ることを薦めている。
一番最初にリアルタイムで見て衝撃的だったって云うのもあるんだけど、やっぱり2が完成度が高く感じる。少しづつ少しづつ、伏線を張りつつ、やっぱりそうだったんだっていうのがきっちり分かる。途中、曖昧な部分が無いとは言えないけれど、シナリオ的にも見せ方的にも一番スッキリする。
逆に6はジャーナリストが胡散臭すぎて作り物感が出過ぎて、フェイクドキュメンタリーとしてのギリギリな感じを損なってる。
取材者が画面に出ているという意味では3もそうなんだけれど、仕掛ける方と仕掛けられる方という意味での差なのかな?とも少し思った。
取材者が失踪という意味では1にも共通するけどね。
5のしじんの村は最初に見たときから死人(しじん)の村って思っちゃってて、途中に謎解きとなるモチーフが少なかったのが、この番組の面白さを損なっている気がする。
不自然に自殺する人が出てたりとか、なんとなく謎が有りそうな感じはしていたけど、どうしてそうなるのかが最後の最後にだけ見えた感じかな?
夜、自殺を図ろうとした女の人を発見した時にビデオカメラを持ってるのはあまりに不自然だったのと、習字の文字くらいかな?なんとなく怪しいと思ったのは。

6見た後で、ちょっと劇場版はどうなんだろう?と疑問符が沸く。
あからさまなフィクションに成り下がってしまっては、この番組の存在意義自体が無くなってしまうんではないだろうか?と思う。
ファンゆえに思う事なんだろうけど。