RPG

前のサイトやってた時に書いた感想をアップしていなかったので、今回あげてみる。
ぶっちゃけ、日記のネタが無かった訳です。

宮部みゆきファンの私としては押さえておきたかったドラマ『RPG』(原作読んでません。)
   なんか、見ていてムカムカしたんですけど。
   最初の10分は見てなかったんですけど、
   殺人犯がすぐ分ってしまったけど、これは原作でも分りやすいのかな?
   ポイントは犯人探しじゃないとは思うんですけどね。
   この話のキモはごっちんじゃなくて、それを取り調べる刑事の方の話ですよね?
   自分から突き放しておいて、父親に架空の家族がいるの知っていて、
   その人たちをあとで殺しに行くなんて、どうかしてるよね。
   干渉されるのは確かにウザかったりするけどさ、なんでその矛先が仮想家族に向かうのかわかんない。
   挙句には、そいつら殺して自分も死ぬだと、一人で勝手に死になさい。
   刑事が一方的に父親のことを責めるけど、子供には何の責任もないのか?
   こんな事をして甘やかすからつけ上がるんじゃないのかと思ったりするんですよね。
   子供は何も悪いことはしないのか?
   一方的に言うだけ言って、相手の立場になって物を考えない、理解しようとしない、のは子供ならアリなのか?
   それは違うと思うんですよね。
   自分の犯した事の重要性を認識させようとの大芝居なんだけど、
   子供ばかりが家庭の被害者ヅラっていうのは違うと思います。
   果たして原作はどのような意図で書かれていて、ドラマではどのように脚本となっているのかは知りませんが、
   私の感じる宮部みゆきの世界とはちょっと違うように感じました。

   親の心子知らずとはよく言ったものだ。
   嫌な感じしかしなかった。原作もこんなんかな?
   伊東さんは役者として好きだし、この刑事役にはハマっていた気がします。
   吹雪さんの役はクロスファイヤとかに出てる刑事さんだとか。本当だったら随分印象違うな。
   平常時はもっと朗らかな人の印象があるんだけどね。
   もっとおばちゃんと言うか、常に明るさを失わない感じとかさ。
   ラストの方のいっぱい食わせぶりは宮部みゆきっぽいなとは思いましたけど。
   やっぱり、宮部みゆきさんの本の映像化はかなり厳しいと思われ。
   せっかくのHDなのですが、どうもフォーカスが甘い感じ。
   最初はSDのアップコンバートかと思ったくらい。
   ラストの雪のシーンの泡ッぷりにはゲンナリですけど。